芥川也寸志 交響曲第1番 composer: Yasushi Akutagawa 1. Andante [0:00] 2. Allegro [8:34] 3. Chorale, Adagio [11:36] 4. Allegro molto [20:12] Yasushi Akutagawa (conductor), Tokyo Symphony Orchestra review by K.M.氏 (1998年) 「日本の文化は、敗戦から1960年代にかけ、ソ連の社会主義リアリズムに大きく影響された。そういう影は、1954年に作曲された、この芥川の交響曲にも濃厚。即ち、第1楽章はショスタコーヴィチの如く重厚で、スケルツォはプロコフィエフのように痛快に飛ばし、緩徐楽章はその深刻なドラマトゥルギーに於いてハチャトゥリアンの交響曲第2番のそれを想わせ、終楽章は再びプロコフィエフの交響曲第5番終楽章の如く楽天的である。まだ三十代の芥川の指揮は、アレグロの澱みない捌きが見事で、量感にも不足なし。ついでながら、この作品の正式名はプリマ・シンフォニア(第一交響曲)だが、第二はついに書かれなかった。」
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