オジエが優勝、ロバンペラは総合2位を、エバンスは総合3位を獲得 TGR-WRTは二年連続となる1-2-3-4フィニッシュを達成 6月25日(日)、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦「サファリ・ラリー・ケニア」の競技最終日デイ4が、ケニアのナイバシャを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)が優勝。カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)が総合2位で、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合3位でフィニッシュしました。また、TGR WRCチャレンジプログラムのサポートにより出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)が総合4位を獲得したことで、GR YARIS Rally1 HYBRIDは2年連続となる1-2-3-4フィニッシュを達成しました。 サファリ・ラリー・ケニアの最終日デイ4は、ナイバシャ湖近くのサービスパークを中心に、「マレワ」「オセリアン」「ヘルズゲート」という3本のグラベル(未舗装路)ステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行。6本のステージの合計距離でした。ナイバシャ湖の周辺は全体的に雲が広がりながらも時々青空も見え、競技中に降雨はありませんでした。 前日のデイ3で首位を堅守したオジエは、デイ4オープニングのSS14で2番手タイムをマーク。総合2位のロバンペラが8.1秒差でベストタイムを記録した結果、ふたりの差は8.6秒に縮まりました。しかし続くSS15ではオジエが、2番手タイムのロバンペラに8.6秒差をつけるベストタイムを記録。差は17.2秒に拡がりました。ただし、このステージでオジエはリヤウイングとバックドア(リヤゲート)を失い、続くSS16もその状態で走行することに。オジエは3番手タイムだったロバンペラから3.6秒遅れの5番手タイムとなり、その結果、順位は変わらずも二人の差は13.6秒に縮まりました。 ミッドデイサービスを挟んで始まった午後の再走ステージでは、1本目のSS17でロバンペラがベストタイムを、オジエが0.6秒差の2番手タイムを記録。SS18では勝田が今大会2回目となるベストタイムを記録し、ロバンペラは3番手タイム、オジエは6番手タイムでした。その結果、最終のパワーステージを前に首位オジエと総合2位ロバンペラの差は9.2秒にまで縮まり、優勝争いはボーナスの選手権ポイントがかかるパワーステージへ。全長のパワーステージ「ヘルズゲート2」をロバンペラは3番手タイムで、オジエは4番手タイムで走行。オジエが6.7秒差でロバンペラの猛追を抑え切り、2021年大会以来2回目となるサファリ・ラリー優勝、そして今シーズン3勝目を飾りました。なお、サファリ・ラリーにおいて6.7
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