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- blues ft. / Allergens - ft. Hatsune Miku

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「良薬は口に苦し」という諺。 国語の授業で先生が話していました。 為になるものは多少の苦痛や苦難を伴う。自分に役立つ他人の忠告ほど聞き入れがたいことを意味するらしいです。 そう、苦いものは、体や心にいいのだと。そう信じるしかなく、ずっと耐えて我慢してきました。 ところで、効果はいつ表れるんでしょう。 人はみんな、世界から見れば小さい。小さいものが集まって世界ができている。 社会の授業を聞いていて、そう思いました。 狩猟や農耕に明け暮れていた時代でも、刀や銃で傷つけ合っていた時代でも。教科書の文章の中で綴られる人々の人生は、その一人一人が偉大な功績を残そうと、ひどい災いに巻き込まれようと、ページを捲って読み進めてしまえば全部一緒な気がしました。 ただ生きて死んでいく、それだけの存在。 あたしたちがお金と情報に塗れた現代で生きていくために、覚えなければいけないことはどれほどあるのでしょう。覚えさえすればいいのでしょうか。 あたしも所詮、未来の人たちからすれば捲られるページの一つ、いえ、そこに載りすらしないでしょう。 それは仕方のないことでも、せめて日常のほとんどを、椅子に縛られて黒板の文字を書き写すことだけに使うよりは、もっと他にできることが色々あるような気がするのですが。 何の為になるかもわからないまま、いちいち何かを頑張らなきゃいけないのは、辛くて不安で仕方がないと、正直に話しても「甘えるな」と返されます。 誰も、好きで生まれてくるわけでもなければ、好きで落ちこぼれるわけでもないでしょう。生まれる時代と環境を好きに選べたなら落ちこぼれずに済んだのかは、わかりませんが。 必要条件と十分条件。 数学の授業で学びました。 傷つくほどに強くなるという話は、果たして真なのでしょうか。 「強くなれたのはたくさん傷ついたから」という、一人前になった大人が過去を振り返る時の言葉がありますが、それが「強くなるためにはたくさん傷つけばいい」という言葉となって、これから大人になるあたしたちへ課題が出されます。 それらが等号で結ばれるかのような風潮に、どうにも違和感が残って仕方がありませんでした。 「傷つくほどに強くなる」が成り立つとして。あたしはこれでも、それなりに傷ついていると思うのですが、一向に強くなった実感がないことに説明がつきません。 傷つくことは、強くなることの必要条件であるというのが偽なのでは。そんなことを先生に質問しようか迷っているうちに

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